■必要不可欠温泉玉子
昨日は仕事のあと、シナリオ学校のゼミ飲み会。
通学から通信に切り替えている私には関係ないといえば関係ないのですが、ニワカから常連メンバーに宛てて召集メールが来たので行くことにしました。
ロックが飲みたいと言ってる、と書いてある。ふーん。行くか。
常連メンバーとは。
このゼミのうちの数名で吉祥寺会(仮称)をたまーに開いているのですが、いつしか参加メンバーが私を含めて5名に限定されてしまいまして、その人々のことです。
そしてその5名というのが実にまとまりがないくせにバランスのとれた、温度の合う良い仲間なので、何だかんだ、ぽろぽろーんと顔を合わせ、ゆるーくまったーりと飲みます。
これからも頻繁に登場するような気がしないでもないので、ちょっと紹介します。ばれるかな。ばれたらごめん。
ニワカはゼミに在籍する男子で、実に謎に包まれています。課題を一度も書いてこないのに、出席率ほぼ100%。何を考えているのかも謎です。口数も少ないのですが、ツボを得ています。人見知りもしてないように思います。クラスではすでに「仙人ではないか」「伝説を作ろうとしているのではないか」とささやかれています。私もそう思う。
ロックは私と同期の男子。ロックンローラーです。髪の毛がニワトリみたいに逆立っています。幹事はいつもロック。すべるギャグが得意でお調子者風ですが、本当は繊細です。小説も書いています。私のことを陰で「くそばばあ」と呼んでいます。
タッチーは、ニワカと同期の女子。慎ましやかで、きちんとしたOLさん。静かで、キレイで、すっきり爽やかな学級委員風の女性です。男子のアイドル。私にとってもアイドル。実に上手な脚本を書き、このメンバーの中で唯一「ちゃんとしているキャラ」を保ってくれています。
レオさんは、先輩男子。在籍中は「ちょっとこの人、天才?」というような奇想天外、かつ面白い作品を書いてきていました。シニカルだけどくだらない。眼鏡が似合うトラッド青年で、なんだか面白そうに生きています。
で、プラス私。
昨日は仕事と飲み会の間にずいぶん時間が空いてしまったので、彼らに召集をかけてみました。暇な人遊んでよ、と。そしてレオさんがつかまりまして、ウロウロと新宿で洋服を見て、表参道のアジアンカフェで一足先に酒を飲み、春巻きなどを食してから出かけました。
さて。
ロックが「飲みたい」というからには、何か話したいことがあるのだろう、というわけで私もレオさんもわざわざ出かけました。
なんだろーねー、恋のことかなー、そうだよねー、みたいな。クリスマス前だしねー、って。
到着してすぐに
「なになに、何か進展あった? 相談?」
と聞くと、ロックはぽかーんとしてました。
どうやら、ロックが飲みたいというのはニワカによるデマだったらしい。まあ、いいけど。
ゼミの飲み会なので、当然現在在籍している方々が主役です。
新しい方々は非常に熱かった。話してないからわからないけれど、シナリオについて、ツバを飛ばして熱く熱く語り合っていました。
で、私たちはというと、タッチー不在のため、テーブルの隅に4人で座り、ぐで~んだら~んといつもと変わらない時間を過ごしていました。テンション低いです。いつも低いです。暗い話をすることもないのにこのテンション。このテンポ。
「幽霊って信じる?」
「信じる」
「信じない」
・・・・はっきり言って、どーでもいいよね。タッチーいないとね・・・・。
私は3人の男子を携帯でムービー撮影するのに熱中してました。おもしろい、このひとたち、と思って。ただ淡々と語っている。どうでもいいことを。もちろん今後の夢や希望も。
そして飲んで食べて、でも話が尽きるということはなく、スローペースで淡々と・・・・。途中でロックが絡んで、レオさんに「うるせえ黙れ」とか言われてました。
新しいクラスメイトの中で、ものすごい勢いで夢を語る女の子がいました。見るからに元気そう! あまりにも元気そうなので生まれた年を尋ねてみたら、
「84年です!」
と元気に応えてくれました。
黙る私たち。
私「そりゃあ加齢臭とかしちゃうよね・・・・あたしたち・・・・」
二「・・・・・」
レ「静かになるなよ・・・・(と静かに)」
ロ「84年て、たまごっちとか流行った年でしたっけ・・・・」
で、とりあえず黙って飲む。
このぬるい仲間は、私にとっては正直必要不可欠です。
温度がね・・・・いいんです。
もちろん脚本仲間なので脚本の話もするのですが、テンポと温度が近いというのはヒジョーに大事なことです。温泉につかった卵みたいな気分になります。
私たちに共通点は2つしかありません。
1.脚本を書いている。
2.彼氏・彼女がいなくて暇。
あとはてんでバラバラ。どうせクリスマスも暇だろうと思って、クリスマス会を提案しました。
私「クリスマス予定ある?」
ロ「ない」
レ「ない」
二「ない」
ね。たぶんタッチーもないだろう。また地味に集まりたいと思います。
このゆるーい時間が、私の活力源ですから!
*
今日は前の職場の上司、トミコさんとの再会でした。
東京の西にある町の、おいしいパスタ屋さんでランチをとり、その後武蔵茶房にてお茶。久しぶりに会うトミコさん。ああ、今の職場にもトミコさんがいたらなぁ。クールでドライで現実的なトミコさん。
近況などを話して、これからは1ヶ月に1度は会おうよーと約束しました。
先に書いた5人組もそうですが、トミコさんも、ゆるーいです。そういえば私がずっと親しくさせてもらってる友達は、みんなゆるい。ぬるい。30を過ぎてから、こういう「淡々ゆるゆる」な良い関係がどんどん築けるようになった気もします。
そしてそれは私にとっては何よりの薬。唯一の財産ともいえます。
ずーっとゆるゆるーと過ごしたい。
ランチの場にもお茶の場にも中高年のおばさまがいらしたが、彼女たちがなぜあんなにテンションが高いのか分からない。私にはああいう友達付き合いは無理ではないかと思います。たぶん。疲れそうだ。しずかーに肩の力を抜いてだらーんと夢を語り、今を語り、密やかに楽しみ、勝手にそれぞれが苦悩しつつ、集まりたいときに集まる、が私には醍醐味です。
読んでいらっしゃるか分からないですが、トミコさんと働いていた皆さん、そろそろ集まりましょう!
武蔵茶房ではケーキを2個も食べちゃいました。生まれて初めてです。甘いもの苦手なので。
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