体調はすっかり落ち着いた様子。体調が落ち着くと、気分も落ち着く。
何だったんだ? 金曜の夜から日曜にかけてのあの絶不調ぶりは。自分でも不思議でなりません。何はともあれよかった、一過性のものだったようで。こうやって、ちょっとずつ不調の時間も減っていくのでしょうか。そう願わずにはいられません。
減薬中だし、自分でも回復に向かっている時期だと思うので、これからもこうして度々寝込むことがあるかも。ただ、寝込む時間が少しずつ減っていって、必ず健康体になる、と信じます。信じたいです。無理は禁物。だってここまでくるのに実に3年は費やしているんですもの~。
本日はそんなわけで、週末にできなかった大掃除を敢行。トイレも部屋もピッカピカです。久しぶりに夕食もちゃんと作れました。よかった・・・・はぁ(安堵の溜息)。
一通り家事を終えてから、待ちに待った『笑う大天使(ミカエル)』を観ました。上野樹里ちゃんの。上野樹里ちゃん、とても好きなのです。
うーん、画面がきれいで、女の子たちが可愛かったです。漫画だった。チャーリーズ・エンジェルみたいだなあと思わないでもなかったけれども。ぼーっと観るにはよかったと思います。
世界の菊池凛子が出ていたのにはビックリ。私はリンコキクチが演技をしているのを初めて観たのですが、いやはやいやはや、人生って何が起こるかわからないなあと改めて思いました。
映画本編が始まる前に何本もの映画の予告編が入るわけですが、邦画の予告編が目白押しだったのね。3本くらい観て、うんざりしてきました。
私は自分も勉強中なので、正直言ってどんな作品も批評する権利がありません。つーか、偉そうに言えないんだよ。書こうとする側に回ると、どうしても、どんなにひどい映画であっても、映像化されてちゃんと大勢に観てもらえる形にするってだけで頭が上がらない。ということが分かってきてしまって。
だけどあえて書きます。
うんざり。
最初の一本で、「あー、病気で死ぬ映画ねー」と思った。次の一本で、「あー、難病の子の話ねー」と思った。最後の一本で、「あー、死を待つ映画ねー」と思った。
・・・・。
昨年、邦画の興行収入は洋画のそれを抜いたと報じられていました。
が、これって死ぬ映画が多いから? なんだか大体死ぬか難病かじゃない? 感動するとは思いますよー。だって、「死」って人間にとって最大のドラマだから。でもさー、死ねばいいってもんじゃないでしょー。病気になればいいってもんでも・・・・。これらが邦画の興行収入を上げているのだとしたら、ちょっと私は憂鬱な気分になってしまうのです・・・・。まあ感動できるのでしょうけれども・・・・うだうだ・・・・。
いずれにしても、そういうお話でさえも私には書けないので、やっぱり凄いのだとは思います。
そんな中、唯一「これは観たい!」と思ったのが、やはり『ダメジン』。『亀は意外と速く泳ぐ』の三木聡監督の映画です。つまりはダメな大人たちが夏休みのように何もしない日々を送る映画なのですが、三木聡監督って、生きるのがとっても楽しいんじゃないかなあと思いました。しかしこの映画、もうずいぶん前から観たいと思っているのに、全然レンタルで空きが出ません。むむー。
私は倒錯してるのかも。
「死」や「難病」をテーマにしたドラマよりも、「ちょっとばかばかしい」映画に、人生の奥深さを感じ取ってしまうのです。倒錯だーね。
さて、その後ちゃちゃっと夕食を作り、片づけをして、観ましたよー、念願の『ナチョ・リブレ』。
いやはやいやはや、まさに「やっと」という感じ。もう早く観たくて仕方なかったから。
この監督は、『バス男/ナポレオン★ダイナマイト』のジャレッド・ヘス。
『バス男』は、夜中にWOWOWで観まして、もう目からウロコでした。最初はアメリカのオタクを描いたノンフィクションだと思ったくらい、シュールな世界。ところがぐんぐん引き込まれ、何だか私、生きる力が沸いてきちゃったんですよ。暖かさを感じてしまったといいますか。お時間のある方で、もしまだ観ていないようでしたら、ぜひご覧あれ。すっごく面白いから。
そのジャレッド・ヘスが、『スクール・オブ・ロック』(なんと、まだ観てない!)のジャック・ブラックと手を組んだのが、『ナチョ・リブレ』です。もうご覧になった方も多いと思います。
相変らず私の映画感想は遅くて何なんですけれども。
ジャック・ブラック、先日私が具合を悪くした『ホリデイ』では大変良い役を演じていましたが、やっぱりこうあってほしいよね!とこの映画を観て強く思いました。
そして、なんだかB級というか、ばかばかしい映画のように宣伝をされているのはなぜでしょう。私、めちゃくちゃ感動しちゃいました。『ナチョ・リブレ』。
でぶっちょの修道士(ジャック・ブラック)が、レスラーになるというお話なのですが、私の率直な感想を申し上げますと、かなりの名作ではないかと・・・・。倒錯ですかねー。いや、でもやっぱりすごくよかった!!
色も音楽も素晴らしかった。演技も素晴らしく、細かいところまで実に気が配られているのを感じました。そして暖かく、感動。これは時間があったら、というのではなく、ご覧になっていない方はぜひとも観てください。今週末。
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私は、メッセージ性のあるお話が好きです。
そしてメッセージ性のあるお話というのは、実はこうした「ばかばかしい」とされている映画に多く観られることに、段々と気づいてきてしまいました。人は死なず、暴力もふるわれず、誰も難病ではない。けれど、小さな台詞ひとつ、小さな仕草ひとつに、作った人のあたたか~い気持ちがこめられていたりするものなんだなあ、と。
だもので最近は「ばかばかしそうな映画」を好んで観ます。
実はそのことでちょっと悩んでいました。これから書こうとしている人間として、B級映画(『ナチョ・リブレ』は名作ですけれど)や、観客受けの悪い映画にどうしても感銘を受けてしまうのって、ちょっと致命傷ではないか、と。
学校の先生に相談したほどです。が、我がヒロコ先生は、
「いいじゃな~い、それも野菊さんの感性なのよ~」
っておっとりとおっしゃる。そうなんでしょうか。
何はともあれ、面白い。本当に、いい。
なんというか、作る人の余裕を感じます。実際は知らないよ。知らないけれど、余裕で楽しんでるけれども、色んな経験が刺繍みたいにちょこちょこっと織り込まれているのって、素敵。つまり、人が死んだり難病だったりっていうのは、刺繍じゃなくてプリントな気がするの。・・・・あらー、ほんと生意気言ってすいません。でも続く。「なんとか感動させたい!なんとしてでも伝えたい!」っていう必死さが、どうしても私をその世界に引きずり込んでくれません。
そこへいくと、こうした「ちょっとばかばかしいユルい映画」には、「まあ別に伝わればそれはそれでいいけどー」っていう気楽さと、大人の寛大さを感じてしまうのですよねー。御存知のように、私自身が非常に理屈っぽい女だから、なおさら。それに、死んだり難病になったりする映画より、ばかばかしいものとかコメディって作るのがすっごく大変そう。それをさらっとやってくれちゃうあたりが、小粋だなあと思いました。
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スピリチュアルブームも同じ気がする。
前にも書きましたが、私は病んでいる間にずいぶんと色々なスピリチュアルな本を読み漁りました。海外のものから国内のものまで、ありとあらゆるものを。そうして頭の中がどんどんごちゃごちゃになり、やっとまとまってきて感じたことは、たった一つだった。
すごくシンプルなこと。
「楽しめ」
ってーことでした。もちろん個人差はあるし、楽しめないことだって山ほどあるけれども、私にとって(強調しますけれども、あくまでも私にとって)はこれだったんだよねー。活字の山より、感性に響くたった一言。納得いく一言。
世界とか人生って、色んな経験を積めば積むほど、実は案外シンプルなものなんじゃないかな~なんて思ったりするのでした。ついつい複雑に捉えすぎちゃうけれども。
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というわけで、ナチョのおかげで元気を取り戻したワタクシ。
明日はチャリを飛ばしてちょっと離れたビデオレンタルへ行き、今度こそ『ダメジン』を借りようと思います。あと『スクール・オブ・ロック』。そして明日こそ課題投稿です。がむばります。