■悪夢の夜
参った。
OL稼業先の営業おっさん(40代から50代)10名との飲み会だったのだが、女子が私しかいない。
みんな行きたくないというので(当然)、もうなんか私が行くしかない状況だったのだ。
わが社の営業はちょっと毛色が変わった特殊なものなので、ものすごいエリート意識を持っていらっしゃる。なみなみならぬ。業界がすべて、みたいな。
そのせいなのかなんなのか、昨晩は虚勢の張り合い。そしてそれと相反するどぎつい下ネタオンパレード。あとは社内の人の悪口に限りなく近い噂話。
ほかに話題はないのかよー。
と思ったけれど言えなかった。
おっさんのどぎつい下ネタは、もうあれ、なんですか。自慢ぽいんだけど、・・・・どう言葉を返せばいいの。自慢にもならないかと。そして露骨に誘うな。アホか。
「夢は寝てみるものだよ」
って、一体全体何時代の台詞だ。
延々と続くこの話、面白くないですよ、とも言えないし、セクハラです!なんて真剣になる気も起きないし(私じゃなかったら明らかにセクハラに該当するだろう)、とにかくつまらないし、限度を知らないし、とほほ、でありました。
やっと話題が変わったかと思えば社内情勢について熱く語る。
それも自分の仕事ではないことだ。私に語られてもなあ。社長に直訴すればいいのに。
「悪く思わないでね」と悪く思われるようなことを話すっていうのは、あれはなんだ、習性なのだろうか。思うって。悪く思うって。
そもそも私はOL稼業は取材兼金稼ぎとしか思っていないので、かなり興味レベルが低い。
だれだれが自分をこう思ってるに違いない・・・・とか・・・・いや、誰も皆さんのこと名前すら知らないので、悪く思ってもいませんよ、とはやっぱり言えなかった。
かと思えば、自分がどんなにつらいのかをグチグチと。おいー。勘弁してくれよー。
極めつけ。
「お酒に○○(お薬の名前)を入れれば、どんな女でも落ちるんだぜ」
だぜ、って。落ちない落ちない。いまどきそんなの通用しないって。
わたし、もっと強いお薬、フツーにお酒と飲んでますから。
とはもっともっと言えなかった(※注意※ いつも飲んでるわけではありませんし、これはいけないことですので、やむを得ず―付き合いでちょっと、とか―のとき以外は一切やりません)。
もう二度と行くまい。
まあでも・・・・どんな女でも簡単に落とせるぜ、と思っているんだ・・・・ということは分かった。それは幸せなことだ。そして自分をとってもワルだと思っていらっしゃる。ちょい悪オヤジというやつでしょうか。いや、あれは・・・・ただの下品なオッサンだったけど。世の中、ワルはもっといますよー、この業界がすべてじゃないとオモイマスよー、ともやはり言えずに帰ることにした。
席を立つと、「今日のこと、絶対誰にも言わないでよ、書かないでよ」と念を押された。哀願である。「さあ、どうでしょう」と答えて店を出た。
書くってば。面白くないけど。
いずれにしてもOL稼業って大変だ。
そして何よりも私をイライラさせたのは、そこにいる自分。という状況。
つまりはこの会社に勤めているのも私の選択の結果だし、この飲み会に参加してしまったのも私の選択。いつまでくすぶってるの、私。この中途半端なOL稼業をいつまで続けるつもりなの。
と思ったら、頭をかきむしりたくなるくらいにくーっとイライラが募ってきた。久しぶりに。
そして、改めて自分のありようを見直すきっかけにもなりました。
そういう意味では最高の悪夢の夜だったかと思います。
OL稼業、救いは同じ部署の人たちが最高だということだけ。
直属の上司と同じ部署の仲間に会えたことは最大の収穫。あとは、もう。
しかしながら、何にせよ今の状況はすべて自分が引き寄せているもの。つまりは全部自分の責任にほかなりません。当然だけど。意識を変えねばなりませんね。
虚勢と去勢は同じ発音だな、とふと気づいた金曜日なのでした(失礼)。
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火で炙ってきました。ぢかびやき。





